NEXTTABLE 未来(これから)の食卓展事務局

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「未来(これから)の食卓」を考える前に世界と日本の食糧事情は?

現在、世界の穀物生産量は毎年約26億トン以上で、流通の問題や戦争などない限りは、世界に住む77億人が十分に食べられるだけ生産されていると言われています。
一方で、貧困や国内事情で10人に1人が飢えや栄養不足に苦しむ逆の現象も生まれています。
今後、地球温暖化に起因する干ばつや洪水による生産減、戦争の影響による物流の停滞や原油高により、食料の調達は益々困難になり、食品の価格は高騰し、状況はさらに悪化していくと考えられています。

それ以外にも様々な問題があります。食糧不足や高騰が現実化するなか、食品の廃棄が増大する矛盾を抱えていることです。

世界では毎年、食用に生産されている食料の3分の1にあたる13億トンが廃棄。日本では、「食べ残し」や「賞味期限切れ」など消費段階で捨てられる食べ物が多いのが現状で、大きな社会問題となっています。

フードロスの何が問題か?

FAO(国連食糧農業機関)の報告書によると、フードロスが与える影響のひとつに地球環境への負荷が上げられています。フードロスによって排出される温室効果ガスの量(二酸化炭素換算)は36億トン。世界の温室効果ガス排出量の約8%。気候変動が異常気象の遠因となっており、環境に与える影響は深刻と言えます。

日本の課題は?

日本の食料自給率は38%(カロリーベース)、約6割の食糧を海外から輸入する食料輸入大国となっています。一方、日本では食べ残しや賞味期限切れなど、まだ食べられるはずのものが600万トンも廃棄されており、そのうち324万トンは事業者から、276万トンは家庭から出ています。
自前の食料生産の拡大と環境負荷の低減という2つの大きな課題解決が求められています。

なぜNEXTTABLE 未来(これから)の食卓展なのか

「未来(これから)の食卓」は一体どうなって行くのでしょうか?
直面する様々な課題の解決策として、フードテクノロジーの応用が、ある一定の成果を上げつつあることに疑いはありません。

NEXTTABLE 未来(これから)の食卓展では、こうした課題の解決の為、10の出展対象ジャンルを設定しました。一般消費者と業界関係者がともに考え、課題の解決を図るため、NEXTTABLE 未来(これから)の食卓展がその一翼を担います。
NEXTTABLE 未来(これから)の食卓展の詳細は展覧会情報ページをご覧ください。